秋田:かまくら作り体力勝負 横手駐在の記者挑戦 :地域ニュース – 読売新聞オンライン

・横手市で行われたかまくら作り体力勝負に、駐在記者が挑戦。
・参加者は雪を掘り、壁や屋根を組み立てる競技に従事。
・報道陣も実際に作業しながら、地域の冬文化を紹介した。


出典元:Googleニュース

冬の秋田を象徴する「横手のかまくら」。

実際に一から作るとなれば、
数十トンもの雪を運び、全身で踏み固めるという想像を絶する重労働が伴う。
作り手たちの献身的な努力によって完成したあのかまくらを、
外から眺め、あるいは中に入って過ごす時間は
何物にも代えがたい「至福のひととき」であると断言できる。

私がかまくらを愛してやまない理由は、
その「圧倒的な静寂と温もり」にある。

雪の壁に囲まれた内部は、外の喧騒が嘘のように遮断され驚くほど静かだ。
神棚に灯るロウソクの火が揺れ、甘酒の香りが漂う中で過ごす時間は、
まるで幼い頃に夢見たおとぎ話の世界に迷い込んだような錯覚を覚える。
氷の壁でありながら、
そこに集う人々の熱気と水神様への祈りが、空間全体を不思議な温かさで包み込んでいる。

また、夜の街にぽつりぽつりと光の塊が浮かび上がる幻想的な風景は、秋田に生きる者の誇りだ。厳しい寒さや厄介者扱いされる雪を、
これほどまでに美しく、慈しみ深い存在へと変える先人たちの知恵と情熱には、
心からの敬意を抱かざるを得ない。

自分では作れずとも、
かまくらの中に招かれ、「入ってたんせ」という温かい言葉に甘えるたび、
この伝統がいつまでも続いてほしいと強く願う。

雪深い横手の夜に灯るあかりは、寒さに凍える私たちの心を解きほぐしてくれる
かけがえのない冬の宝物なのだ。

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